SNS黎明期の2000年代に自分が感じていた情報収集の快適さはなんだったのか
何に活用するわけでもなくネットで情報収集するのが趣味の自分だが、時代が進むにつれ収集も保存も保存した情報の検索もどんどん効率が悪くなっている。 思えば、2005年前後が一番快適だったので思い返してみるに、
- 情報ソースにはRSSがついておりRSSリーダーの監視が容易で、
- 目についたものは、del.icio.usにタグを付けて保存し、その場は一旦忘れ、
- 何らかの議論のときにタグを思い出して活用
というのが上手く回っており快適だった。
つまり、収集
→タグづけ
→短期記憶からの削除
→活用
の流れが快適だった。
現在は、
- 情報ソースには大抵RSSがついておらず、監視するにもRSSを自前で作成する必要があるなど面倒臭く
- ソーシャルブックマークのようなものも死につつあり、生き残っているはてブも使い勝手がいまいちなので保存するのが面倒で、
- 何らかの議論のときにも記憶にうっすらあるだけで見つけ出せない
という状況になっている。
del.icio.usは、タグをウォッチしているだけでも面白い話題が流れてきていて楽しかった。いまのはてブは眺めていてもしょうがないという気になる。 現在は、RSSのような情報の自動収集が容易でないのに、集まった情報も煽り記事のような空疎なものの割合が多く、これがまた虚しい。
昔の快適さを取り戻すべく、一連の流れが成立するような仕組みを模索したい。